正直に言うと、名探偵コナンのターボエンジン付きスケボーって、始めの頃は何も考えずに見てました。
「すごいな~」
「速いなあ」
「かっこいいなあ」
それだけで十分やったんですよね。
でも、今になってから見返すと、どうしても一つだけ気になることがあります。
あれ、あの速さで走ってて、
なんで毎回あんなに無事なんでしょう。
転びそうな場面はいくらでもあるのに、
だいたい成功して、
だいたい助かって、
だいたい次のシーンに行ってしまう。
今回はその「なんで?」だけを、
深掘りしすぎず、
横目で眺めるくらいの距離感で考えてみます。
ターボエンジン付きスケボー、あの速さで平常心なのが不思議
正直、始めはこう思います。
「うわ、速っ」。
次の瞬間には、もう景色が後ろに流れてる。

あの加速、自転車ならブレーキを探す前に心臓が追いつかないやつです。
スケボーなら、だいたい一回はバランスを崩します。
でも、コナンのターボエンジン付きスケボーは違う。
速いのに、乗ってる本人が一切あわてない。
顔に「うわっ!」が出ない。
こっちは画面の前で、「今の角度、普通ならアウトやろ」って思ってるのに、
コナンは何事もなかったように曲がっていきます。
怖がるべき場面で、ちゃんと怖がってない感じ。
速さに振り回されてるんじゃなくて、
もう最初から、その速さを前提に動いている。
だから速いからすごい、じゃない。
この速さを、日常の動きとして使っているところが一番おかしい。
ここまで来ると、
スケボーがすごいのか、
それに普通の顔で乗ってるコナンがすごいのか、
だんだん分からなくなってきます。
このあと改めて見てみると、
速さそのものも、だいぶおかしい。
ターボエンジン付きスケボーの異常なスピード感
まず目に入るのは、やっぱりスピードです。
止まっているところから、コナンがいきなり前に飛び出す。
しかもその勢いが、「ちょっと速い」では済まない。

スケボーであの速さ…
少しバランスを崩しただけで、転ぶ未来がすぐ見えてきます。
ところが、コナンのターボエンジン付きスケボーは違う。
速いのに、変な力みがない。こちらが身構える前に、もう安定して走っている。
直線だけじゃありません。
カーブに入っても、なぜか落ち着いている。
「今の角度、普通なら一回事故ってない?」
そう思う場面でも、コナンは何事もなかったように抜けていきます。
速さそのものより、このスピードを当たり前の動きとして使っている感じ。
ここで、ちょっとした違和感が引っかかってくるんですよね。
ターボエンジン付きスケボーは「速い」のに「破綻しない」
ターボエンジン付きスケボーを見ていて、
本当に不思議なのは、速さそのものじゃないと思うんです。
問題は、その次。
コナンがあの加速に入ったあと、何も起きないこと。

急にスピードが上がると、普通はどこかが崩れます。
体が一瞬遅れるとか、進路が乱れるとか、
だいたいどれか一つはミスが出るものですよね。
でも、コナンのターボスケボーは違います。
加速しても、変なブレが出ない。
人や障害物も、当たり前みたいに避けていく。
細かい動きもできて、しかも転ばない。
見ている側としては、
「今の流れで、何も起きないのおかしくない?」
って、一瞬だけ頭が追いつかなくなります。
現実だと、
速さと安定感は、だいたいどちらかを諦める関係です。
速くなれば不安定になるし、
安定させようとすると、どうしてもスピードは落ちる。
それなのに、
コナンが乗っているターボエンジン付きスケボーは、
その調整を全部すっ飛ばしているように見える。
最初から、
「速くて、しかも安定している状態」で動いている。
ここが、このスケボーを見ていて、
一番気持ち悪く感じるところだと思うんです。
ターボエンジン付きスケボーと公道ルールの違和感
あのスピードを止めるにしても、
まず頭に浮かぶのが
「……これ、何として注意したらええんやろ」
なんですよね。

目の前を走ってるのは、スケボーに乗ったコナン。
でも、その走り方がもう想定外。
自転車でもない。
原付でもない。
遊具と言うには、どう考えても速すぎる。
しかも、その「速すぎる」が、一瞬じゃなくて、ちゃんと続く。
見間違いとか、気のせいとかじゃない。
スケボーって聞いて想像する動きと、
コナンが乗ってる動きが、まったく噛み合ってない。
危ないのは間違いない。
スピードは、普通に問題。
でもそれ以上に、見てる側の頭が追いつかない。
「あっ」と思ったときには、コナンはもう視界の先で小さくなってる。
注意するとか、止めるとか、そういう段階を一気に飛ばしていく。
だからこの場面、ハラハラするのに、なぜか成立して見えてしまう。
おかしいのは分かってるのに、コナンの動きから目が離せない。
この感覚が、いちばん厄介なんですよね。
ターボエンジン付きスケボーは、コナンの移動手段ではない
よく考えてみると、ターボエンジン付きスケボーって、
コナンが普段の移動に使っている道具ではないですよね。

通学に使っているわけでもないし、
どこかに出かけるときの足でもない。
長い距離を走り続けている印象も、ほとんどありません。
代わりに、コナンがこのスケボーに乗る場面って、だいたい決まっています。
逃げる相手がいるとき。
距離を一気に詰めたいとき。
「今、追いつかないと終わる」場面。
走るのは一瞬。
目的を果たしたら、コナンはもう別の行動に移っている。
見返してみると、このスケボーは「移動」よりも、
コナンの判断を一気に前に進める道具として使われている感じがします。
ターボエンジン付きスケボーが事故らない理由の正体
それでも、やっぱり疑問は残りますよね。
あの速さで、なんで事故らないのか。
偶然にしては、毎回うまくいきすぎている。
運がいいだけ、では説明がつかない。
見ている側としては、どうしても引っかかります。
ここで気づくのが、この話が「道具」だけで終わらないということです。

ターボエンジン付きスケボーだけを切り離して見ると、たしかに無茶な乗り物に見えます。
速すぎるし、危なすぎるし、現実だったら即アウト。
でも、それに乗っているのがコナンだと考えると、見え方が少し変わってきます。
コナンは、スケボーに振り回されている感じがありません。
速さに驚く様子もないし、制御に必死になっているようにも見えない。
むしろ、このスピードの中に、最初から立っているみたいな動き方。
だから見ている側も、「危ないはずなのに、なぜか成立して見える」
そんな変な感覚になる。
事故らない理由をここではっきり言葉にするのは、
たぶんまだ早い。
ただ一つ言えるのは、この場面で起きている違和感は、
道具の性能だけを見ていても、
どうしても説明しきれないということ。
ターボエンジン付きスケボーって、そもそもどういう仕組み?
まず言っておくと、
ターボエンジン付きスケボーは、思ったほど正体不明の乗り物ではありません。

見た目は派手だけど、形そのものは、ちゃんとスケボー。
板があって、タイヤがあって、基本はいつものやつです。
じゃあ何が違うのかというと、
自分で走る力を持ってるところ。
足でこがなくても前に進む。
そのために、ソーラーパネルで電気を作って、バッテリーにためて、モーターでタイヤを回す。
冷却ファンも付いてるし、足回りにはサスペンションもある。
アクセルまで用意されていて、「一応、乗り物としては全部入り」みたいな構成です。
こうして並べると、
「はいはい、アニメだからね」で片づけるほど、無茶な作りではないんですよね。
実際やってることは、電気で走るスケボー。
発想としては、かなり現実寄りです。
ただ、ここで一つだけ、素直に引っかかります。
この仕組みで説明できるのは、
「前に進める理由」まで。
速く走れる。
それ自体は、まあ分かる。
でも、あの急加速。あのカーブ。あの細かい回避。
これを全部、安定したままやってるのは、
正直、仕組みだけでは説明しきれません。
ここで登場するのが、このスケボーに乗っている人物。
コナンです。
もしこのスケボーが勝手に暴走するタイプの乗り物だったら、
コナンはもっと必死な顔をしているはずです。
でも実際はどうかというと、普通の顔で乗ってる。
余裕すらある。
つまりこのスケボー、「誰が乗ってもすごい道具」じゃない。
コナンが乗る前提で、初めて成立している道具なんですよね。
仕組み自体は、わりと分かる。
でも、その仕組みをあのスピードで、あの精度で、当たり前のように扱っている。
そこが一番おかしい。
スケボーがすごいのは確か。
でも、このスケボーを何事もなかったように使いこなしている
コナンの体と判断力のほうが、どう考えても異常です。
そう思えてきたところで、
自然と次の疑問にたどり着きます。
小さくなった体で、どうしてここまで動けるのか。
ターボエンジン付きスケボーは、
その違和感をはっきり見せるための道具。
ここまで来ると、もう視線はスケボーから、コナン本人に移ってしまいますよね
麻酔針・ボール・スケボーに共通する違和感

ここで、他の道具も思い出してみます。
麻酔針は、だいたい外れない。
ボールも、狙ったところにだいたい当たる。
ターボエンジン付きスケボーも、あのスピードなのに、だいたい何事も起きない。
……冷静に考えると
外れるほうが珍しい。
でもまあ、アニメですしね。
毎回失敗してたら、そもそも話が進まない。
麻酔針が外れたら、そこでコナンの出番が終わってしまう。
ボールが外れたら、犯人も普通に逃げ切る。
スケボーで転んだら、追跡どころじゃない。
そりゃ全部うまくいきます。うまくいかなかった回、たぶん誰も覚えてない。
ただ、それにしてもです。
麻酔針も、
ボールも、
スケボーも、
決まる精度が高すぎる。
「今回はたまたま成功」じゃなくて、
「今回も当然成功」みたいな顔をしてる。
ここまで揃ってくると、道具がすごいというより、
失敗する未来が最初から用意されてない
そんな感じがしてきます。
で、気づくんですよね。
これ、道具の話をしてるようで実はずっと
コナンの動きの話をしてるんやなって。
ターボエンジン付きスケボーの本当の主役
正直に言うと、ここまで来ると、気になるのはスケボーそのものじゃなくなってきます。
「これに乗ってる本人、どうなってるん?」
そっちのほうが気になってきますよね。
高速で走りながらバランスを取る。
障害物を避ける。
進路を一瞬で切り替える。
これを全部やっているのは、
コナン本人です。

しかも体は、小学生サイズ。
冷静に考えたら、大人でも普通に難しい動きばかり。
なのにコナンは、「できて当たり前」みたいな顔でやっている。
必死さもないし、ギリギリ感もあまり出さない。
ここまで来ると、スケボーがすごいのか、道具が進化してるのか、もう分からなくなってきます。
ただ一つ言えるのは、
この場面で一番仕事してるのは、
スケボーじゃなくてコナンの体ということ。
ターボエンジン付きスケボーは、速さを足してるだけ。
それをどう扱うかは、最初からコナン任せ。
考えてみると、このスケボー、「誰が乗ってもすごい道具」じゃなくて、
コナンが乗る前提で成立してる道具なんですよね。
そりゃ事故らないわけです。
だって、乗ってる人が一番おかしい。
ターボエンジン付きスケボーが気持ちよく見える理由
理屈で考え始めると、
正直ツッコミどころはいくらでも出てきます。
速すぎるし、
危ないし、
冷静に見たら無茶も多い。
でも、それを全部押し切ってくるものがあります。
爽快感。

追いつく。
逃がさない。
一気に距離を詰める。
この流れが決まると、
頭で考える前に、もう気持ちよくなってるんですよね。
「それ危なくない?」って思う前に、
「うわ、間に合った!」が先に来る。
細かいことを考え出す暇がない。
だから見ている側も、いつの間にかツッコミを置き去りにして、画面のスピードについていってしまう。
スピードそのものが、物語を前に押し出している。
ターボエンジン付きスケボーは、移動するための道具というより、話を前に進めるための勢い担当なんですよね。
考えたら無茶。
でも、見てる間は楽しい。
この時点で、もう勝ちです。
🔜次回予告: 次に気になってくるのは「体そのもの」
ターボエンジン付きスケボーは、
ここまでずっと「速さ」の話でした。
でも、見れば見るほど、
どうしても別の疑問が残ります。
こんな動きができるのに、
体は子ども。
この組み合わせ、冷静に考えるとやっぱりおかしい。
道具と身体能力が合わさって成立している世界。
でも、その中心にあるのは、
もしかすると道具じゃないのかもしれません。
次に掘り下げたいのは、
「小さくなった体で、なぜここまで動けるのか」という点。
スケボーの速さの裏側にある、
コナンの体そのものの不思議。
次回は、そこをじっくり見ていきます。

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