誰も触ってないのに広がる宇宙←ダークエネルギーが怖すぎる話

誰も触ってないのに広がる宇宙←ダークエネルギーが怖すぎる話 ダークエネルギー
スポンサーリンク

本記事にはプロモーション(広告)が含まれています。

宇宙って、広がっているって話はよく聞きますよね。
でもそれだけなら、まだなんとなく想像できます。
問題はその“広がり方”なんです。
普通に考えたら、広がるスピードってだんだん落ちていきそうじゃないですか?
最初は勢いがあっても、時間が経てばゆっくりになっていく——そんなイメージ。
ところが宇宙は、まったく逆の動きをしていました。
時間が経つほど、
どんどん速く広がっているんです。
いや、ちょっと待ってって話ですよね。
誰も押していないのに、勝手に加速しているってどういうことなんでしょうか。
その原因とされているのが、
まだ正体がわかっていない「ダークエネルギー」という存在です。
見えないのに、確かにある。
しかも宇宙のほとんどを支配している。
私たちが見ている宇宙は、
その“わけのわからない何か”に動かされているのかもしれません。

※この記事は、現在の科学的な考え方をもとにした「やさしい解説」と「考察」を含む読み物です。
ダークエネルギーの正体については、いまだに解明されておらず、はっきりとした答えは存在していません。

① 宇宙って、どこが広がってるんだろ?(宇宙の膨張とは)

①-宇宙って、どこが広がってるんだろ?

宇宙は広がっている——ってよく聞きますよね。
でもこれ、冷静に考えるとちょっと不思議だと思いませんか?
「どこが?」って話なんですよ。
だって、風船ならわかりやすいですよね。
空気を入れたら、外に向かってどんどん大きくなる。
でも宇宙には、その“外側”がないって言われています。
じゃあ、どこに向かって広がってるんやろ?
……いやほんま、どこなんそれってなりますよね。
ここで大事なのは、
宇宙の膨張って「どこかに広がってる」わけじゃない、ってことなんです。
イメージとして近いのは、風船そのものというより——
**風船の表面に描いた点同士の距離が、勝手に離れていく感じ**なんですよ。
例えば、風船の表面にマジックで点をいくつか描いたとします。
で、風船をふくらませていくとどうなるか。
どの点も、自分では動いてないのに、
他の点との距離がどんどん離れていきますよね。
宇宙も、これとかなり似ています。
銀河そのものがどこかへ飛んでいってるというより、
空間そのものが伸びているから、結果として距離が離れていく。
つまり——
**宇宙の膨張って「空間が広がること」で、物が動いてるわけじゃない**んです。
これ、最初に聞くとちょっとややこしいですよね。
「いやいや、広がるって動くことちゃうん?」って思うやつです。
でも実際は逆で、
空間が広がるから、結果として“離れていくように見える”だけなんです。
ここを押さえとくと、このあと出てくる話が一気にわかりやすくなりますよ。

② 本当は止まるはずだった?宇宙の膨張と重力の関係

②-本当は止まるはずだった?

宇宙が広がっているって聞くと、
なんとなく「そのまま広がり続けるもの」って思ってしまいそうですよね。
でも、普通に考えるとそうはならないはずなんです。
ポイントになるのは「重力」です。
重力っていうのは、ものを引っ張る力ですよね。
地球にいると当たり前すぎて意識しませんけど、
投げたボールが落ちてくるのも、ジャンプしたら戻ってくるのも、全部これです。
つまり、宇宙の中でも同じことが起きるはずなんです。
最初に広がる勢いがあったとしても、
そこにあるすべての物質が引っ張り合うことで、
だんだんブレーキがかかっていく。
イメージとしては、ボールを遠くに投げる感じですね。
最初は勢いよく飛んでいきますけど、
時間が経てばスピードは落ちて、最後は止まりますよね。
宇宙も同じで、
広がっているなら、そのスピードは**少しずつ遅くなっていくのが自然**なんです。
むしろ、どこかのタイミングで止まって、
そこから逆に縮み始めてもおかしくない、そんなイメージです。
ここまでは、かなり“普通の話”ですよね。
今までの感覚とズレてない。
だからこそ次の話が、ちょっとおかしくなってきます。

③ でも実際は逆だった…宇宙はどんどん加速しているらしい

③-でも実際は逆だった…

ここまでの話やと、
宇宙の広がりはだんだん遅くなるはずでしたよね。
ところが1990年代、ある観測でそれがひっくり返ります。
遠くの銀河の明るさを調べて、
「どれくらいの速さで遠ざかっているか」を測ったんです。
ここでいう「遠く」とか「近く」って、ちょっと感覚バグります。
たとえば——
・近くの銀河 → 数千万〜数億光年くらい
・遠くの銀河 → 数十億光年クラス
もうこの時点で「近いとは…?」ってなりますよね。
でも宇宙の中では、これでもちゃんと“差”として使える距離なんです。
そしてもうひとつ大事なのが、
遠くを見るほど“昔の宇宙”を見ているということ。
光は届くのに時間がかかるので、
100億光年先を見ると、100億年前の宇宙を見ていることになります。
だから、
・遠くの銀河=昔の宇宙
・近くの銀河=今の宇宙
こんなふうに、時間の違いを比べることができるんです。
で、実際に比べてみたらどうなったか。
本来なら、昔のほうが速くて、今は遅くなっているはずです。
ブレーキがかかっていくんやから、当たり前ですよね。
でも結果は逆でした。
遠くの銀河(=昔)は思ったより遅くて、
近くの銀河(=今)のほうが、速く遠ざかっていたんです。
つまり——
**宇宙は時間が経つほど、スピードを上げて広がっている**ということになります。
たとえばボールを投げたら、
だんだん遅くなって止まりますよね。
でも宇宙は、
投げたあとに勝手に加速していくような動きをしている。
いや、誰がアクセル踏んどるんって話ですよね。
ブレーキしかないはずの世界で、
なぜかスピードが上がっていく。
この時点で、
「何かおかしい力が働いている」と考えざるをえなくなってくるんです。

④ 押してるのは誰?ダークエネルギーとは何か

④-押してるのは誰?

ここまで来ると、ひとつ疑問が出てきますよね。
宇宙が勝手に加速しているなら——
いったい何がそれを押しているのか?
そこで出てきたのが「ダークエネルギー」です。
名前だけ聞くと、なんかすごそうですよね。
でも実はこれ、正体はまだわかっていません。
じゃあ何がわかっているのかというと、
“働き”だけなんです。
それが——
**宇宙を押し広げるような力がある**ということ。
ここがポイントです。
この考え方が出てきたのは、1998年ごろ。
遠くの銀河を観測していた研究チームが、
「宇宙が加速している」という結果を発表しました。
(この発見はかなり大きくて、2011年にはノーベル物理学賞も受賞しています)
でもそのとき、原因はまったくわかりませんでした。
重力なら説明がつくはずなのに、
なぜか逆の動きをしている。
そこで、「説明できないけど、何かが押しているはず」として、
あとから名前がつけられたのがダークエネルギーなんです。
今まで出てきた重力は「引っ張る力」でしたよね。
リンゴが落ちるのも、ボールが戻ってくるのも全部これです。
でもダークエネルギーは、その逆。
引っ張るんじゃなくて、
空間そのものを“押し広げる”ように働いていると考えられています。
たとえば、床にタイルが敷き詰められているとします。
その上に、コインをいくつか置いてみる。
このときコインは、ただ置いてあるだけで動いていませんよね。
ここで、もしそのタイルが——
1枚1枚、少しずつ大きくなっていったらどうなるか。
コインは動いてないのに、
タイルが広がる分だけ、コイン同士の距離は自然と離れていきますよね。
しかも、その広がり方がだんだん速くなったら、
コインの距離もどんどん速く離れていく。
つまり——
**物が動いてるんじゃなくて、その間の空間が増えている**から離れていくんです。
ここまでが、「どうやって離れていくのか」の話です。
じゃあ次に気になるのが——
**その空間を広げているものは何なのか?**ということですよね。
宇宙のどこか一か所から押しているわけじゃなくて、
宇宙のあちこちにあるというより——
空間そのものに、最初から含まれているようなイメージなんですよ。

だからこそ厄介なんです。
止める場所もなければ、
原因をピンポイントで見つけることもできない。
「どこにあるの?」と聞かれても、
“宇宙全体にある”としか言えない。
……いや、それもうほぼ答えになってないやんって話ですよね。
でも現時点では、それが一番しっくりくる説明なんです。
つまりダークエネルギーは、
正体はわからないけど、確実に宇宙の動きに影響を与えている“何か”。
この「見つかってないのに、効果だけはわかってる」という状態が、
またちょっと不気味なんですよね。

⑤ 宇宙の約70%!?ダークエネルギーの割合がヤバすぎる

⑤-宇宙の約70%-ダークエネルギーの割合がヤバすぎる

ここまでで、ダークエネルギーが
「宇宙を押し広げているらしい」という話が見えてきましたよね。
じゃあ、それがどれくらいあるのか。
これ、かなり衝撃なんです。
今の観測では、宇宙の中身はだいたいこんな割合だと考えられています。
・ダークエネルギー → 約70%
・ダークマター → 約25%
・私たちが知っている物質 → 約5%
つまり——
**宇宙のほとんどは「正体がよくわからないもの」でできている**んです。
いやいや、逆やろって思いますよね。
星とか銀河とか、あれだけ見えてるのに、
実はそれ全部合わせても“たった5%”。
たとえばこれ、めちゃくちゃざっくりした例ですけど、
ピザを1枚に切り分けたとします。
そのうちの1切れが「目に見える物質」だとしたら、
残りの19切れは、正体がよくわからないもの。
……いやもう、どこ食べとるんって話ですよね。
しかもダークエネルギーは、その中でも一番多い。
宇宙を押し広げている“主役”みたいな存在が、
実は宇宙の大部分を占めているわけです。
この割合は、さっき出てきたような
遠くの銀河の観測や、宇宙の広がり方のデータから計算されています。
つまり「なんとなくそう思われてる」んじゃなくて、
いろんな観測を積み重ねた結果として出てきた数字なんです。
ここまで来ると、ちょっと見え方変わってきませんか?
私たちが普段「宇宙」として見ているものは、
ほんの一部でしかなくて——
本体は、まだよくわかっていないもののほうだった。
そう考えると、
ちょっと怖くなってきますよね。

⑥ このまま進んだらどうなる?加速し続ける宇宙の未来

⑥-このまま進んだらどうなる?

ここまでで、宇宙は
「どんどん速く広がっている」ことがわかってきましたよね。
じゃあ、このまま広がり続けたらどうなるのか。
まず起きるのは、距離の問題です。
銀河と銀河の間は、今でもものすごい速さで離れていますが、
それがさらに加速していきます。
するとどうなるか。
今は見えている遠くの銀河が、
だんだん見えなくなっていくんです。
これは、単に遠くなるからじゃありません。
離れるスピードが速くなりすぎて、
その光が、もうこちらに届かなくなるんです。
つまり——
**存在しているのに、観測できなくなる**という状態です。
これ、ちょっと不思議ですよね。
あるのに見えない。
しかも、それがどんどん増えていく。
そして時間がさらに進むと、
もっと極端なことが起きると考えられています。
銀河同士だけじゃなくて、
銀河の中の星と星の距離も広がっていく。
さらに進めば、
惑星や、原子のレベルにまで影響が及ぶ可能性もあると言われています。
いわゆる「ビッグリップ」と呼ばれる状態ですね。
空間の広がる力が強くなりすぎて、
あらゆるものが引き離されていく。
最終的には——
宇宙の中のすべてが、バラバラにほどけていくような未来です。
ただし、ここは少し注意が必要です。
この未来は「そうなる可能性がある」という話で、
必ず起きると決まっているわけではありません。
ダークエネルギーの正体がまだわかっていない以上、
宇宙の未来もはっきりとは決まっていないんです。
でも少なくともひとつ言えるのは——
宇宙は今この瞬間も、
止まることなく、しかも加速しながら広がり続けているということ。
その先に何があるのかは、
まだ誰にもわかっていません。
だからこそ、ちょっと怖いんですよね。

⑦ まとめ|宇宙はなぜ止まらないのか

⑦-まとめ

ここまで見てきたように、
宇宙はただ広がっているだけじゃなくて、
時間が経つほど速く広がり続けています。
本来なら、重力がブレーキになって、
そのスピードは落ちていくはずでしたよね。
でも実際には逆で、
どんどん加速している。
その原因として考えられているのが、
ダークエネルギーです。
正体はまだわかっていない。
どこにあるのかも、はっきり特定できない。
それでも——
**宇宙の広がり方には、確実に影響している**と考えられています。
ここが一番おもしろいところでもあり、
ちょっと怖いところでもありますよね。
「わかっていないもの」によって、
宇宙全体の動きが決まっている。
しかもそれが、宇宙のほとんどを占めている。
なんとなく見えている世界のほうが、
実はほんの一部でしかなかった。
そう考えると、
私たちが見ている宇宙って、
本当に“全部”なんやろか?って思えてきませんか。
止まらない理由は、まだはっきりしないまま。
それでも宇宙は、今この瞬間も広がり続けています。

🔜 次回予告

宇宙って、どれくらいの大きさなのか。
この問い、シンプルに見えて、かなり危険です。
地球の大きさなら、なんとなくわかりますよね。
日本、世界、そこから宇宙へ——
少しずつ広げていけば、イメージできそうな気もします。
でも実際に、太陽系、銀河、そしてその外へと視点を広げていくと、
どこかで“理解が追いつかなくなる瞬間”がやってきます。
距離の単位が変わり、
時間の感覚も崩れていく。
気づいたときには——
自分がどこにいるのか、わからなくなる。
宇宙の大きさとは、どれくらいなのか。
それは「広い」という言葉では、とても説明しきれない世界でした。

次回は、地球から始めて、宇宙の果てまで一気にスケールを広げていく話です。
想像力、ちょっと覚悟しといてください。

error: Content is protected !!