宇宙の大きさを考えたら、自分がどこにいるのかわからなくなった【宇宙考察編vol.4】

宇宙の大きさを考えたら、自分がどこにいるのかわからなくなった 宇宙の大きさ・構造
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宇宙って、どれくらいの大きさなのか。
この問い、なんとなくは想像できそうで、実はかなり厄介なんです。
日本、世界、地球。
少しずつ広げていけば、理解できる気がしますよね。
でも――
太陽系、銀河、そしてその外へと視点を広げていくと、
どこかで“感覚が追いつかなくなる瞬間”がやってきます。
距離の単位が変わり、
時間のスケールも変わり、
気づけば「広い」という言葉では済まなくなる。
そして最後には、
自分がどこにいるのかすら、わからなくなってくる。
今回は、地球からスタートして、
宇宙の果てまで一気にスケールを広げていきます。
ちょっとだけ、覚悟して読み進めてみてください。
※この記事は、現在わかっている科学的な情報をもとにしつつ、一般の方向けにわかりやすく噛み砕いてまとめた内容です。
※宇宙の大きさや構造については、まだ解明されていない部分も多く、あくまで一つの理解の入り口としてお楽しみください。

① 地球ってどれくらい大きいの?まずはここからスタート

①-地球ってどれくらい大きいの?

宇宙の話をする前に、まずは一番身近なところからいきたいんですよね。
地球って、どれくらい大きいのか。
なんとなく「大きい」とは思ってるけど、実際に数字で言われるとピンと来ない人も多いはずです。

地球の直径は、およそ1万2700kmくらい。

こう言われても、「へぇ〜」で終わりがちなんですけど…正直、まだ実感ないですよね。

じゃあ、少しだけイメージ寄せてみるとどうでしょう。

飛行機で日本からヨーロッパまで行くと、だいたい12時間前後
それでもまだ、地球をぐるっと一周したことにはならないんです。

たとえば、赤道に沿って地球を一周しようとすると、約4万km

もし時速100kmで走り続けたとしても、ノンストップで約400時間=16日以上かかる計算になります。

地球って、思ってるよりずっと大きいんですよ。
しかもこれ、寄り道なしでずっと動き続けた場合の話です。

実際には休憩も必要ですし、海もありますし、そもそもそんな移動できやんやろ…って話ですよね。
(いや、車で地球一周はさすがに無理あるやろってなるやつ😅)

でもここまでは、まだ“理解できる範囲”なんですよね。
時間も距離も、なんとなく現実とつながってる。

② 地球の外ってどれくらい広いの?月と太陽の距離で感覚がズレる

②-地球の外ってどれくらい広いの?

地球の大きさまでは、なんとかイメージできましたよね。

じゃあ、その外はどうなっているのか。
ここから一気に、感覚がズレ始めます。

まずは
地球から月までの距離は、およそ38万km

さっきの地球一周が約4万kmだったので、
地球を約10周分、まっすぐ進んだ先にある距離なんです。

「ちょっと遠いな」くらいに思うかもしれませんが、ここで一回イメージしてみてください。

もし車で時速100kmで走り続けたら、
月にたどり着くまでにかかる時間は——
約3800時間

つまり、休まず走り続けても約158日=5ヶ月以上です。
(いや、もう通勤距離ちゃうやろって話ですよね😅)

でも、まだこれでも序の口なんです。

次は太陽
地球から太陽までの距離は、およそ1億5000万km

さっきの月の距離と比べても、約400倍。

これ、同じように時速100kmで進んだとすると——
かかる時間は、なんと約150万時間。
日数にすると、約6万2500日。

つまり、約170年以上かかる距離なんです。

ここまで来ると、“遠い”って言葉がちょっと軽く感じてきませんか?
しかもこれ、まだ太陽系のほんの一部の話です。

地球の外って、広いというより——
すでに“別のスケール”なんですよね。

③ 太陽系ってどこまであるの?ここで一気にスケールが跳ね上がる

③-太陽系ってどこまであるの?

月や太陽までの距離で、すでに感覚おかしくなりかけてますよね。

でも実は、ここまではまだ“近所”なんです。
じゃあ、太陽系ってどこまであるのか。

まず思い浮かぶのは、地球や火星、木星みたいな惑星たち。
でも太陽系は、それだけじゃ終わらないんですよね。

いちばん外側の惑星とされる海王星
地球からの距離は、およそ45億km。

ここでもう十分おかしいんですけど、
太陽系はさらにその外まで広がっています。
その先にあるのが「オールトの雲」と呼ばれる領域。

ここは、まだはっきり観測できていないんですが、
太陽の重力がギリギリ届いていると考えられている範囲です。

じゃあ、どれくらい先にあるのか。
これがとんでもなくて——
太陽から約1光年。

“光年”っていう単位、ここで初めて出てきますよね。
光が1年間かけて進む距離。

つまり、約9兆4600億km。
さっきの太陽までの距離(1億5000万km)と比べると、
もう比べる意味ある?ってレベルです。
これを時速100kmで進もうとすると——
約90億時間以上。
日数にすると、約3億7500万日。
年にすると、約100万年以上かかる距離です。
(いやもう、人生とかいう単位じゃないやろってなるやつ😅)

ここでやっと、“太陽系の端っこ”なんです。
しかもこれは「ここまでが太陽系です」とはっきり決まっているわけではなくて、
あくまで“ここらへんまで影響があるだろう”という範囲。

つまり太陽系って、
思っているよりずっと曖昧で、ずっと広い。

ここまでは、なんとか数字で追えてきたと思います。
でもこのあと——
その“太陽系”すら、ただの一粒に見えてくるんです。

④ 銀河の大きさはどれくらい?もう比較するものがなくなる

④-銀河の大きさはどれくらい?

太陽系の端っこまで来て、やっと「広いな…」ってなってきましたよね。
でもここから先、いよいよ感覚がついてこれなくなります。

次に出てくるのが、銀河。

私たちがいるのは「天の川銀河」という場所で、
その大きさは——およそ10万光年。

光でさえ、端から端まで行くのに10万年かかる広さです。
(いやもう、“速いはずの光が遅く感じる”ってどういうことやねん😅)

ここでちょっとだけ、イメージを変えてみましょう。
もし太陽系を、直径1cmの小さな点に縮めたとしたら。
天の川銀河はどれくらいになると思いますか?
答えは——
だいたい100mくらいの大きさになります。

学校のグラウンドくらいの広さの中に、1cmの点がぽつんとある感じです。
しかもその1cmの点が、太陽系。

つまり——
自分たちが「めちゃくちゃ広い」と思っていた太陽系は、銀河の中ではほぼ“点”なんです。

さらに言うと、この銀河の中には
太陽のような恒星が、1000億個以上あると考えられています。

もうここまで来ると、
「広い」とか「大きい」とかじゃなくて、
そもそも“比較する対象がない”状態なんですよね。

これが、銀河のスケールです。

そして次は——
この銀河が、ひとつじゃないという話になってきます。

⑤ 宇宙の中に銀河はいくつあるの?数の概念が壊れ始める

⑤-宇宙の中に銀河はいくつあるの?

さっきの話で、銀河ひとつでも十分おかしかったですよね。
太陽系が1cmなら、銀河は100m。
その中に、星が1000億個。

もうこの時点で「いや多すぎやろ」ってなるんですけど——
ここで終わりじゃないんです。

その銀河、いくつあると思いますか?
答えは、観測できる範囲だけでも——
およそ2兆個。
(ちょっと待って、桁どこいった?ってなるやつ😅)

さっき「星が1000億個ある」って話で驚いたのに、
今度はその“銀河”が、2兆個です。

つまりどういうことかというと、
星の集まりが1000億個あって、
その集まりがさらに2兆個ある。

もう「数える」とかいう次元じゃないですよね。

じゃあ、ちょっとだけ別の見方してみます。

夜空に見える星。
あれって実は、ほとんどが同じ銀河の中の星なんです。
つまり——
あの満点の星空ですら、“宇宙のほんの一部”でしかない。

なんか、ちょっと怖くなってきませんか?

しかもこの2兆個って、あくまで「見えている範囲」の話。

観測できていない領域を含めたら、もっとある可能性もあります。
ここまで来ると、
「多い」とか「すごい」じゃなくて、
そもそも“数の意味がなくなる”んですよね。

そして次は——
その“見えている範囲”自体の話に入っていきます。

⑥ 宇宙の大きさはどこまで?「観測できる範囲」という壁

⑥-宇宙の大きさはどこまで?

ここまでで、宇宙の広さがとんでもないことは、なんとなく伝わってきましたよね。

でも実は——
ここで一つ、大きな前提があるんです。
それが「観測できる範囲」という考え方。

今まで出てきた“銀河が2兆個”という数字も、
すべてこの「観測できる宇宙」の中での話なんです。

じゃあ、その観測できる範囲ってどれくらいなのか。
地球から見て、約460億光年先まで。
「え、宇宙って138億年前にできたんじゃないの?」って思いませんか?
それなのに、なぜ460億光年も見えるのか。
これ、宇宙が膨張しているからなんです。
光がこちらに届くまでの間にも、
空間そのものがどんどん広がっている。
だから結果として、
“今見えている位置”は、138億光年よりもずっと先になる。
(いやもう、距離の話なのか時間の話なのか、わからんくなるやつですよね😅)

ここで大事なのは——「見えている=全部じゃない」ということ。

この先にも、まだ宇宙は続いている可能性がある。
でもそこは、光がまだ届いていない。

つまり、どんなに観測しても“見えない領域”なんです。
たとえるなら、暗い海の中でライトを照らしているようなもの。
見えている範囲は確かに存在するけど、
その外に何があるかは、まだわからない。

宇宙の大きさって、
「どこまであるのか」よりも先に、

「どこまでしか見えていないのか」で決まっているんですよね。

そしてこの先は——
その“見えていない部分”を、どう考えるかの話になってきます。

⑦ 宇宙の大きさに“終わり”はあるの?広げ続けると見えてくる限界

⑦ 宇宙の大きさに“終わり”はあるの?

ここまで来ると、どうしても気になりますよね。

宇宙って、どこかで終わるんでしょうか?

ずっと広がっているのか。
それとも、どこかに“端”みたいなものがあるのか。

でもこの問い、実はちょっとややこしいんです。
というのも——

今の科学では、「終わりがあるかどうか」すらはっきりしていません。

わかっているのは、ひとつだけ。
私たちが見えているのは、宇宙のほんの一部かもしれない、ということ。

さっき出てきた「観測できる宇宙」。
あれは、光が届いた範囲だけの話でしたよね。

つまり逆に言えば、
それより外は、光がまだ届いていない。
見えないし、観測できない。
だから、どんな構造なのかもわからない。

ここでポイントになってくるのが、光の速さです。
光は宇宙で一番速い存在ですが、
それでも“時間がかかる”という制限があります。
遠すぎる場所からの光は、
まだここまで届いていない。
だからどれだけ望遠鏡が進化しても、
「見える範囲」そのものには限界があるんです。

じゃあ、その外はどうなっているのか。

宇宙がさらに続いているのか。
それとも、どこかで本当に終わっているのか。

ここから先は、もう観測ではなく「考えるしかない領域」になります。

たとえば、地球の表面みたいに、
“終わりはないけど、有限”という形かもしれないし、

本当にどこまでも続く、
“無限の広がり”かもしれない。

どちらにしてもひとつ言えるのは、
宇宙の大きさは、「広さ」だけではなく「限界」で考えるものでもある、ということ。

そしてその限界は——
私たちの想像より、ずっと手前にあるのかもしれません。

⑧ まとめ|宇宙の大きさを追いかけると、なぜ自分の感覚は追いつかなくなるのか

⑧-まとめ

ここまで、地球から始まって、月、太陽、太陽系、銀河、そして宇宙へと、少しずつスケールを広げてきました。

最初は「大きいな」くらいだったはずなのに、
どこかのタイミングから、うまく想像できなくなってきませんでしたか?

それもそのはずなんです。

人の感覚って、もともと“身の回りの世界”に合わせてできているんですよね。
歩ける距離、見える範囲、感じられる時間。
その中で生きてきたからこそ、
それをはるかに超えたスケールになると、
感覚のほうが追いつかなくなるんです。

でもそれは、理解できていないというより——
むしろ、ちゃんと限界に気づいている状態なのかもしれません。
宇宙の大きさって、ただ「広い」だけの話じゃないんですよね。
どこまで見えているのか。
どこから先がわからないのか。
その境界を意識したときに、
初めて“本当の意味での広さ”が見えてくる。

そして気づくんです。
自分がいるこの場所も、
そのとんでもない広さの中の、ほんの一点でしかないということに。

……そう考えると、ちょっと不思議な感じしませんか?
遠すぎて現実感はないのに、
確かにその中に、自分も含まれている。

宇宙の話って、結局どこまで行っても——
最後は「自分の位置」に戻ってくるのかもしれませんね。

🔜 次回予告;ブラックホール

宇宙の大きさを追いかけていくと、スケールの感覚が壊れていくのはわかりましたよね。

でも実は——
宇宙の“ヤバさ”は、それだけじゃないんです。

その広さの中に、とんでもない存在がある。
近づいたら戻れない。
時間すらおかしくなる。
光さえ逃げられない場所。

それが、ブラックホール。

名前はよく聞くけど、
実際に何が起きているのかは、意外と知られていません。
ただの「吸い込む穴」なのか。
それとも、まったく別の世界なのか。

次回は、宇宙の中でも特に異質な存在——
ブラックホールの正体に迫ります。

想像しているより、ずっとおかしな話かもしれません。

 

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